インフルエンサーの髪型が流行る仕組み|美容業界の「仕掛け」を知ると選び方が変わる
SNSを見ていて「この髪型かわいいな」と思うこと、ありませんか?気づけば、あちこちで似たようなヘアスタイルを見かけるようになって、「みんな同じ髪型してるなあ」なんて感じることも。
実は私も、InstagramやTikTokで見た髪型に憧れて、美容院で「この髪型にしてください」って写真を見せたことがあります。でも仕上がりを見て「なんか違う…」って思った経験があるんです。
なんでみんな同じような髪型になるんだろう。なんで私がやると違って見えるんだろう。そんな疑問がずっとありました。
調べてみたら、私たちが「流行ってる」と感じるヘアスタイルには、実は美容業界の複雑な仕組みが関わっていることがわかったんです。その仕組みを知ると、髪型選びの見方がちょっと変わりました。
インフルエンサーの髪型、なぜあんなに真似したくなるの?

フォロワー数万人、数十万人のインフルエンサーの髪型って、なぜか「真似したい」って思いませんか?完璧すぎるモデルの写真より、身近に感じられるんですよね。
これ、実はちゃんと理由があるんです。インフルエンサーって、私たちと「ちょっと違うけど、手の届く範囲」の存在だから。完全にかけ離れた世界の人じゃなくて、「私もあんな風になれるかも」って思える距離感なんです。
しかも、インフルエンサーは髪型を変えるまでの過程も見せてくれます。「美容院行ってきます」から「こんな感じになりました」まで、リアルタイムで共有してくれる。その透明感が、私たちの「やってみたい」気持ちをくすぐるんですよね。
実は美容業界の人たちも、この心理をよく理解しているそうです。だからインフルエンサーと連携して、新しいヘアスタイルを広めていく戦略を立てているんです。
美容師さんたちの「仕掛け」って?
美容師さんって、ただ髪を切るだけの人じゃないんですよね。実は、新しいヘアスタイルを作り出す「クリエイター」でもあるんです。
有名サロンの美容師さんたちは、海外のファッションショーや雑誌をチェックして、「今度はこんなスタイルが来そう」って予測を立てています。でも、そのままコピーするわけじゃなくて、日本人の骨格や髪質、ライフスタイルに合うように「翻訳」してくれるんです。
例えば、パリのファッションショーで前衛的なヘアスタイルが発表されたとします。それをそのまま一般の人がやるのは難しいですよね。でも美容師さんは「このエッセンスを普段使いできるスタイルにするなら…」って考えて、新しいカットやアレンジ方法を開発するんです。
そして、インスタやTikTokで「新作スタイル」として発信。それを見たインフルエンサーが「やってみたい」って来店して、また発信する。そうやってどんどん広がっていく仕組みになっているんです。
私たちがサロンで「おまかせで」って言ったときに提案されるスタイルも、実はこうした流れの中で生まれたものだったりするんですよね。
ブランドも一緒になって流行を作っている

ヘアケアブランドも、この流れに大きく関わっています。新しいヘアスタイルが流行るには、それを再現できる商品が必要ですから。
「今年は外ハネが流行りそう」となったら、外ハネを作りやすいスタイリング剤やヘアアイロンが発売される。「透明感のあるカラーがトレンド」となったら、そのカラーを実現できる新しいカラー剤が開発される。
ブランド側も、美容師さんやインフルエンサーと連携して、「こんなスタイルはどうでしょう?」って提案することがあるそうです。新商品のプロモーションも兼ねているんですね。
私が以前、あるヘアオイルを使い始めたのも、好きなインフルエンサーが「このオイル使ったら髪がツヤツヤになった」って投稿していたからでした。その時は何も考えていなかったけれど、今思えばブランドとインフルエンサーのコラボ企画だったのかもしれません。
でも、だからといって悪いことじゃないと思うんです。私たちがきれいになりたいと思う気持ちと、業界の人たちがいいものを作りたいと思う気持ちが、うまくかみ合っているだけですから。
同じ髪型なのに「似合う人」「似合わない人」がいるのはなぜ?
流行の髪型を真似しても、なんだかしっくりこないこと、ありませんか?私もよく経験します。インフルエンサーと同じ髪型にしたはずなのに、なんか違う…って。
これ、顔の形や髪質、さらには雰囲気や着る服によって、同じ髪型でも見え方が全然違うからなんです。インフルエンサーに似合っているからといって、必ずしも自分に似合うとは限らないんですよね。
美容師さんに聞いたところ、「写真を持参される方は多いですが、そのまま同じにするよりも、その人に合うようにアレンジすることの方が多い」とのことでした。骨格や髪質を見て、「この部分はこうした方がいいですね」って調整してくれるんです。
でも私たち、美容院で「写真と全く同じにしてください」って言いがちですよね。実際に髪型を決めるときは、「この雰囲気で、私に似合うように」って伝える方がいい結果になることが多いみたいです。
流行に振り回されないためには?

ヘアトレンドの仕組みを知ると、「流行だから」という理由だけで髪型を決めなくてもいいんだなって思えるようになりました。
確かに、みんながやっている髪型は「安心感」がありますよね。失敗する可能性が低そうだし、周りから「変」って思われることもなさそう。でも、本当に自分に似合うかどうかは別の話なんです。
私の場合、流行のボブにして後悔したことがあります。確かにかわいいスタイルだったけれど、私の顔には少し幼く見えすぎて、仕事のときに困ったんです。その経験があってから、「自分に似合うかどうか」を最優先で考えるようになりました。
流行を取り入れるにしても、「全部真似する」んじゃなくて「エッセンスだけ取り入れる」という考え方もありますよね。例えば、流行の前髪だけ試してみるとか、カラーだけ変えてみるとか。
大切なのは、情報に振り回されすぎないことかもしれません。
自分らしい髪型を見つけるヒント
じゃあ、どうやって自分に本当に似合う髪型を見つけるか。これが一番知りたいところですよね。
まずは、自分がどんな印象になりたいかを考えてみること。かわいく見られたいのか、大人っぽく見られたいのか、親しみやすい感じがいいのか。なりたい印象が決まると、髪型の方向性も見えてきます。
それから、自分の髪質や顔の形を客観視すること。これは一人では難しいので、美容師さんに相談するのがいちばんです。「私に似合う髪型がわからないんです」って正直に言えば、プロの目で見てアドバイスしてくれます。
私は最近、美容師さんとのカウンセリングを大切にするようになりました。流行の写真を見せつつ、「私の場合はどうでしょう?」って相談する感じです。そうすると、「この部分はいいですが、こちらは調整した方がいいですね」って具体的に教えてくれるんです。
ただ、口で説明するだけだと伝わりにくいこともありますよね。「こんな感じで」って言葉で言っても、お互いに思い描いているイメージが違うことがあります。
最近は、髪型をシミュレーションできるアプリなんかもあるみたいです。事前にいろいろ試してみて、「これが似合いそう」というものを見つけてから美容院に行く人も増えているそうですよ。
まとめ
ヘアトレンドって、私たちが思っている以上に計算されて作られているものなんですね。でも、それが悪いことではなくて、美容師さんやブランドの人たちが、私たちがきれいになれるように一生懸命考えてくれている結果でもあるんです。
流行を知るのは楽しいし、新しいスタイルに挑戦するきっかけにもなります。でも、「流行だから」という理由だけで決めるのではなく、「自分に似合うかどうか」を軸にして選んでいけばいいのかなと思います。
髪型選びに正解はないと思うので、あまり深く考えすぎず、楽しみながら自分らしいスタイルを見つけていけたらいいですね。
